四日連続・スーツを身に纏い、就職活動続行中身。
持ってるネクタイは2本。ワイシャツは、同じ形の二枚を交互に着る。最近、やっと忙しくなってきた。
就活と呼ばれる自己成長の場を求める作業は、なかなか終わりが見えない。それでもやればやるほど見得て来るものがある。
昼過ぎに家を出て、電車に乗る。
なぜか、社会人と就職活動生は、見分けがついてしまう。
まず、余裕があるときは、トイレに行く。
「トイレの汚い会社なんてダメだ!」それがオレの企業基準のひとつでもある。品川の高層ビルの21階。
アンケートを書きながら始まるのを待つ。
なぜか企業によって、学生の質が違う。
面白いと思う企業には、面白いと思える学生が来る。
説明会で行く段階である程度、どの部類に属する人間かがわかるのか?
説明会が始まり、止め処ない挨拶から進行が進む。
上役の人の雰囲気を見分けられるようになってきたのはいつ頃からだろう?前からかな?
社長オーラを感じさせる人がいる。
「(そういえば、今日、行きの電車で隣に座った人・・・)」なんて思い出す。
採用責任者らしき人の話は、とても小難しくて、オレは、その内容をものすごく簡単にしてから理解を図る。意外とシンプルなメッセージが投げられていた。「こんな人物が欲しい!」なんてことは絶対に言わない。けど、「こんな人は、うちの組織に合うと思う。」なんて、ニュアンスでオレは、受け取った。馬鹿みたいにスライドを書き写してる人は、きっと捕れないように仕組んでのことか?それともただの小難しいエリートさんか?どちらにも取ることはできる。
そんな中、短いビデオを見せられた。
社員の人がinterviewされてるヤツだ。
「またぁ、お決まりのかぁ!」
なんて、思いつつもこれが意外に熱いのだ。
本当に働くことに、楽しみ、やりがい、情熱を持ってる人の話は、素直に面白い。それが感じられないような会社で働くことは、人生という限られた時間の無駄遣い!くらいに思っている。そんな話を一つ一つ聞いていると頭の中にいろんなものが沸いてくる。
若干、オレの心拍数が上がった。
どの人も似たり寄ったりなことを言う。
「相手の人の気持ちになって」
それは、オレが16歳の時から一番心がけてきたものだ。
一人の女の子をめちゃめちゃ好きになった。
その子は、子供っぽくて、バカみたいによく泣く子だった。初めて、二人で話をしたとき、彼女は、合宿先の廊下で一人泣いていた・・・
「○○がいない・・・涙」
友達の女の子とはぐれたらしい・・・
狭い二階建ての合宿所で・・・
どうやら酒に酔ったらしい・・・
そんな出逢いから!?でもないけど、
そん時、「あほかっ!」
って想いながらちょっと「可愛いやつだなぁ」なんて思ったりも下。
なんて!ことが言いたかったんじゃない!!
陸上の練習でひーひー走り終わった後、
「・・お疲れさま」って言うそいつの顔は、オレがへとへとな気持ちを察してか、「きついねぇ」って、無言で顔がゆがんでる。
国立競技場でリレーのアンカーだったオレがバトンゾーンを超えて、失格となった。皆のところに戻り辛かったオレは、ひとり遅れて応援席に戻ろうとした。すると、坂の上にそいつが待っていた。これでもかってくらい夕日が眩しくて、近くまで顔が見えなかった。そいつは、オレの代わりにボロ泣きだった。「いっぱい練習したのにねっえ・・ぽhs:ぱdfぐぅ」
って感じで。
映画を観てると、作者の期待通りに涙を流す。
家族と対立したオレに「本当だよねぇ!」って話を聞いてくれる奴。
友達の悩みに悩み込み。
とにかく、怒ったり、泣いたり、笑ったり。
「本当、忙しい奴だなぁ」なんて、正直、ちょっと面倒だったりもした。
そんな人間らしくて、感情移入しまくって、誰よりも人の気持ちを解ってあげられる優しい奴だって思いました。
そんなところがものっすごい好きで、それと同時に羨ましくもあった。
オレもそんな人になりたい。
心の底からそう思った。
そう思い続けて、早、7年。
オレは、大分、その子に近づけたと思う。
そんなオレは、今、スーツを纏い、品川まで来て仕事選びを続けてる。オレがしたい仕事は、「人を想いやれる人」こそ求められていることにいつ頃からか気がついていた。
「人として一番大切なことは、きっとそゆーことだってオレは思ってるんだなぁ・・・
あいつと出会わなかったら・・・
考えられない・・・
うん、オレは、そんなん想像するできん!」
なんて、想ったりしました。
休憩中、隔離された喫煙ルームで、自動販売機に100円を入れて、リアルゴールドを買った。窓ガラス越しにめっちゃ高いビルとめっちゃ小さい人が何人か見えた。遠くのほうに海が見えた。
「ああ、こんなところから海が見えるんだぁ」
「飛行機が飛んでる。そういえば、あいつは、羽田で働いてたなぁ」なんて、友を想い。
「からす飛んでる。こんな高いところまで飛ぶんだぁ・・・」
「ってか、やっぱり、あれは海だよなぁぁぁ」
「あそことお台場んとこまでどう繋がってるんかなぁ??地図見てみるかなぁ・・・」
「オーストラリアの海とは違うけど繋がってるんだよなぁ。」
「ってか、やっぱり、なんかオレ、海が好きだなぁ・・・」
「あいつは、元気にしてっかなぁ??」
なんて、思いました。
持ってるネクタイは2本。ワイシャツは、同じ形の二枚を交互に着る。最近、やっと忙しくなってきた。
就活と呼ばれる自己成長の場を求める作業は、なかなか終わりが見えない。それでもやればやるほど見得て来るものがある。
昼過ぎに家を出て、電車に乗る。
なぜか、社会人と就職活動生は、見分けがついてしまう。
まず、余裕があるときは、トイレに行く。
「トイレの汚い会社なんてダメだ!」それがオレの企業基準のひとつでもある。品川の高層ビルの21階。
アンケートを書きながら始まるのを待つ。
なぜか企業によって、学生の質が違う。
面白いと思う企業には、面白いと思える学生が来る。
説明会で行く段階である程度、どの部類に属する人間かがわかるのか?
説明会が始まり、止め処ない挨拶から進行が進む。
上役の人の雰囲気を見分けられるようになってきたのはいつ頃からだろう?前からかな?
社長オーラを感じさせる人がいる。
「(そういえば、今日、行きの電車で隣に座った人・・・)」なんて思い出す。
採用責任者らしき人の話は、とても小難しくて、オレは、その内容をものすごく簡単にしてから理解を図る。意外とシンプルなメッセージが投げられていた。「こんな人物が欲しい!」なんてことは絶対に言わない。けど、「こんな人は、うちの組織に合うと思う。」なんて、ニュアンスでオレは、受け取った。馬鹿みたいにスライドを書き写してる人は、きっと捕れないように仕組んでのことか?それともただの小難しいエリートさんか?どちらにも取ることはできる。
そんな中、短いビデオを見せられた。
社員の人がinterviewされてるヤツだ。
「またぁ、お決まりのかぁ!」
なんて、思いつつもこれが意外に熱いのだ。
本当に働くことに、楽しみ、やりがい、情熱を持ってる人の話は、素直に面白い。それが感じられないような会社で働くことは、人生という限られた時間の無駄遣い!くらいに思っている。そんな話を一つ一つ聞いていると頭の中にいろんなものが沸いてくる。
若干、オレの心拍数が上がった。
どの人も似たり寄ったりなことを言う。
「相手の人の気持ちになって」
それは、オレが16歳の時から一番心がけてきたものだ。
一人の女の子をめちゃめちゃ好きになった。
その子は、子供っぽくて、バカみたいによく泣く子だった。初めて、二人で話をしたとき、彼女は、合宿先の廊下で一人泣いていた・・・
「○○がいない・・・涙」
友達の女の子とはぐれたらしい・・・
狭い二階建ての合宿所で・・・
どうやら酒に酔ったらしい・・・
そんな出逢いから!?でもないけど、
そん時、「あほかっ!」
って想いながらちょっと「可愛いやつだなぁ」なんて思ったりも下。
なんて!ことが言いたかったんじゃない!!
陸上の練習でひーひー走り終わった後、
「・・お疲れさま」って言うそいつの顔は、オレがへとへとな気持ちを察してか、「きついねぇ」って、無言で顔がゆがんでる。
国立競技場でリレーのアンカーだったオレがバトンゾーンを超えて、失格となった。皆のところに戻り辛かったオレは、ひとり遅れて応援席に戻ろうとした。すると、坂の上にそいつが待っていた。これでもかってくらい夕日が眩しくて、近くまで顔が見えなかった。そいつは、オレの代わりにボロ泣きだった。「いっぱい練習したのにねっえ・・ぽhs:ぱdfぐぅ」
って感じで。
映画を観てると、作者の期待通りに涙を流す。
家族と対立したオレに「本当だよねぇ!」って話を聞いてくれる奴。
友達の悩みに悩み込み。
とにかく、怒ったり、泣いたり、笑ったり。
「本当、忙しい奴だなぁ」なんて、正直、ちょっと面倒だったりもした。
そんな人間らしくて、感情移入しまくって、誰よりも人の気持ちを解ってあげられる優しい奴だって思いました。
そんなところがものっすごい好きで、それと同時に羨ましくもあった。
オレもそんな人になりたい。
心の底からそう思った。
そう思い続けて、早、7年。
オレは、大分、その子に近づけたと思う。
そんなオレは、今、スーツを纏い、品川まで来て仕事選びを続けてる。オレがしたい仕事は、「人を想いやれる人」こそ求められていることにいつ頃からか気がついていた。
「人として一番大切なことは、きっとそゆーことだってオレは思ってるんだなぁ・・・
あいつと出会わなかったら・・・
考えられない・・・
うん、オレは、そんなん想像するできん!」
なんて、想ったりしました。
休憩中、隔離された喫煙ルームで、自動販売機に100円を入れて、リアルゴールドを買った。窓ガラス越しにめっちゃ高いビルとめっちゃ小さい人が何人か見えた。遠くのほうに海が見えた。
「ああ、こんなところから海が見えるんだぁ」
「飛行機が飛んでる。そういえば、あいつは、羽田で働いてたなぁ」なんて、友を想い。
「からす飛んでる。こんな高いところまで飛ぶんだぁ・・・」
「ってか、やっぱり、あれは海だよなぁぁぁ」
「あそことお台場んとこまでどう繋がってるんかなぁ??地図見てみるかなぁ・・・」
「オーストラリアの海とは違うけど繋がってるんだよなぁ。」
「ってか、やっぱり、なんかオレ、海が好きだなぁ・・・」
「あいつは、元気にしてっかなぁ??」
なんて、思いました。
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