虹。

2005年5月3日 日常
ここオーストラリアではよく虹が見える。
今朝、寝始め、起きたのは16時だ。
そして大学へ向かう。
夕暮れ時、バス停で右端30度ほどの虹を見つけた。
(虹は右からかかるのか?右端ばかりを見つける。)

ふと昔を思い出す。
ERIだっけ?幼い時、虹を見て、その根元へ向かって自転車を必死にこいで行くんだけど、根元に着く前に虹は消えてしまう。って話をしたの?「田舎の子供」ってオレは言った気がする。

虹を追う。
オレも根元へ行こうと走ったことがあるような気がする。
次は高いところを目指して根元を覗こうとしたような気がする。
ただひたすらに曖昧な色を数えたりもした。
七色なんかじゃないって言いたい人もいるだろう?
真剣に虹を歩いて渡れるって信じた人もいるだろう?

そんなこんな考え事してたら、虹は繋がって、薄くも綺麗な半円を描いていた。なぜかオレはバス停のベンチから立ち上がる。反対側のバス停に座るmiddle east系の二人は全く気がついていない。教えようかとも思ったがそれをしない。ただその完全な半円の虹を見て、ぼーっと突っ立てた。車道をはさんで反対にいるあの二人は、そんなオレをどう思ったのだろうか?それともそんな俺の存在も虹の存在のように気がついていなかったのだろうか?
さしずめ、別に気にもならない風景だったのは確かだ。

虹はあれやこれやって起こる現象を理解してもやっぱり不思議なもんでしかない。ここのところ虹ひとつで感傷に浸ったりはしなかったのかなぁ?いつだったか海に浮かぶ虹を見た。ひたすら写真に残そうとした。写真に写った虹はやっぱりぼやけていまひとつ感動がない。

オレはとにかく虹をよく見る。

大学へ。
Tuto class。
Lectureはinternationalにビジネスしてるらしい人の話。面白くない。終いにはゲイがどうのって質問があった。低レベルな話だ。笑っていてもそんなつまらない話を聞くために大学へ行く時間なんて今のオレにはもったいない。だからふけた。
ハンバーガーを食いながらバスを待つ。ハングリージャックスも悪くない。二両のバス。型は古い。帰りのバスでは音量をガンガンでケミストリーを聞く。まさにオレの気持ちを歌っていた。行きはBzでやる気がでた。今朝は宇多田のコンサートビデオを見た。切ない恋の歌ばかりだ。歌手は熱い。歌に思いっきり気持ちをぶつける。俺はどこに気持ちをぶつけるんだろう?
この日記か?
サッカーか?
友?
きっと全部だろうな。
そんなオレだ。

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