白鯨

2003年7月10日 時事ニュース
2003年7月10日:白鯨撮影! 目撃情報
7月10日、ツイードヘッド沖で幸運にも白鯨を目撃したMakotoさんとKavyさんから白鯨の目撃リポートと写真をお送りいただきました。MakotoさんはゴールドコーストTAFEという学校でDiving Resort Management Hospitality and Tourismを学んでいる学生、Kavyさんは香港出身でメルボルンからゴールドコーストに遊びに来ていました。2人はCOOK ISLANDへのホェールウォッチング・ツアーに参加し、この超ラッキーな白鯨との出会いを果たしました。以下、お二人からの写真とリポートを紹介します。

Makotoさんの目撃情報リポート
・・前略・・しばらくして一人のスタッフのおじさんが忙しなく船の中を行ったりきたり、そして「white whale!!」とでっかい声で独り言。そしてまた船の上へ戻っていきました。自分の耳を疑いました。そして船は加速して鯨の元へ。
船首にでる許可が出て一番乗りで真正面を確保。上下する波に興奮しつつ、しぶきにびしょ濡れ。盛り上がりポイントに近づくとアナウンスで一時の方向へ鯨がいる。すると鯨のしぶきとともに歓声があがりました。三頭のザトウクジラの中に一頭ものすごく目立った真っ白な鯨が。本当に真っ白で、明らかに目立ってました。あまりに目立ちすぎてサメやシャチなどの標的になるため生き延びるのはなかなか大変だそうです。色は真っ白。海の中に浸っている部分はエメラルドグリーン。大きさは16メートルと放送がありました。名前もついているそうです。忘れちゃったけど・・・(ミガルー、アボリジニ語で白いモノ。白い仲間と言う意味です。)二年前にも一度姿を見せたそうです。とにかく珍しいと従業員の人が先頭をきって叫び、手をふり。なんとか注意を引こうと大興奮。上空にはヘリコプターがやってきて、今夜の大ニュースだと。
鯨は船の100mから200mをいったりきたり。一度三頭ともに離れていくとなんだかあっけにとられてる人が多々。ビデオやデジタルカメラを確認してる人。白鯨をみると幸せになれると聞くと「これで今夜はカジノへ行って、がっぽり稼げる」と盛り上がる日本人観光客。そんな中、今度は白鯨だけが近づいてきて、船首の下にはいるか、入らないかのところを通り過ぎてこちらを確認してるようでした。そのあとも30分以上はあろうかという間船の近くをいったりきたり。近づくだびに歓声。彼女のKAVYは日本語と英語交じりで「BIG JUMP クダサーイ!!」と呼びかけて、日本人観光客もつられて「BIG JUMP クダサーイ!!」。スタッフの人も「BIG JUMP! BIGJUMP!」と。
残念ながらジャンプは見れませんでしたが誰も不満そうには見えませんでした。戻る時間になり白鯨を目の前にして船は帰路へ。船中に戻る客達を見送り最後の最後まで甲板で名残惜しそうなスッタッフのひとの姿が印象的でした。そして皆で珍しいとか運がいいなといつまでも確認しながら港に戻り、港には今夜のニュースにしようとカメラマンやインタビューアーがスタンバイしてました。そして子供を中心にインタビューが始まり、その横で僕らは出航前の記念写真を買いました。休みの最後に彼女のKAVYは白鯨と出逢えた喜びと興奮が強く残ったと言い。二人で珍しいものを見たら人は「幸せになれる」と誰からともなく言い出すもんだと。といいながらやはりこれで幸せになれると少し期待してしまいます。

あああ、また会いてぇなぁ・・・。

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